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血痰とは?
血痰とは、痰に血が混じった状態を指します。血痰は、気道や肺など、呼吸器系のどこから出血しているかを判断するために役立ちます。
痰に血が混じる原因

痰に血が混じる(血痰)主な原因は、肺がん、肺結核、気管支拡張症、肺炎などの呼吸器の病気です。肺がんの場合は、もろくなったがん組織から出血します。肺結核や気管支拡張症の場合は、気管支や肺の炎症により出血しますが、肺炎でも炎症で血痰が出ることがあります。血痰が出る場合、重大な病気が潜んでいる可能性がありますので、早めに呼吸器内科を受診しましょう。
考えられる疾患
肺結核
肺結核は、結核菌が肺に感染して起こる病気です。咳や痰、発熱、体重減少などの症状が出ます。咳をしたときに血痰が出ることがあります。特に2週間以上続く咳には注意が必要です。肺結核は、感染者の咳やくしゃみによって空気中に飛び散った結核菌を吸い込むことで空気感染しますが、感染しても必ず発症するわけではありません。肺がんと症状が似ているため、正確な診断にはクリニックを受診しましょう。
非結核性抗酸菌症
非結核性抗酸菌症とは、結核菌群とらい菌を除く抗酸菌によって引き起こされる感染症の総称です。非結核性抗酸菌は、土壌や水などの環境中に広く存在していて、水道水や貯水槽などにも存在することが知られています。つまり、私たちの身の回りのどこにでもいる菌といえます。健康な人であれば、非結核性抗酸菌に感染しても発症することはほとんどありませんが、免疫力が低下している人や、肺に基礎疾患がある人は、発症するリスクが高くなります。
肺がん
肺がんは、肺の細胞が異常に増殖してできる悪性腫瘍です。初期は無症状のことが多く、進行すると咳、痰、血痰、息切れ、胸の痛み、体重減少などが起こります。最大の原因は喫煙で、喫煙者は非喫煙者に比べて、肺がんにかかるリスクが非常に高いです。診断には、胸部レントゲン検査やCT検査、喀痰検査、気管支鏡検査などが行われます。治療法は、がんの種類や進行度、患者さんの状態によって異なり、手術または放射線療法、薬物療法を組み合わせて行います。肺がんは、早期発見・早期治療が重要です。40歳以上の方や長年喫煙している方は、1年に一度、検診を受けることをおすすめします。
気になる症状がある場合は当院を受診ください

血痰が続いたり、量が増えたり、息切れや胸痛を伴ったりする場合は、重大な病気が潜んでいるサインかもしれません。血痰が出たら、自己判断せず、早めに呼吸器内科を受診しましょう。当院では呼吸器専門医が診察を行い、検査結果をもとに総合的な診断をいたします。