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慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは

慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、慢性気管支炎や肺気腫などの病気の総称で、主な原因はタバコや加齢です。タバコの煙などによって、空気の通り道である気管支が炎症を起こして狭くなったり(慢性気管支炎の状態)、酸素を取り込むための小さな袋である肺胞が壊れて、スカスカの状態(肺気腫の状態)になったりします。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の症状
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の症状は主に以下の3つです。
- 息切れ
- 咳
- 痰
体を動かしたときの息切れや、慢性的に咳が続く症状が現れます。進行すると安静時に呼吸困難になり、日常生活に支障をきたすこともあるでしょう。痰が絡む、粘り気のある痰が出るなどの症状にも注意が必要です。
主な原因は喫煙

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の一番の原因は喫煙です。タバコの煙に含まれる有害物質が肺に炎症を起こし、気管支を狭くしたり、肺胞を壊したりします。長期間の喫煙ほど、慢性閉塞性肺疾患(COPD)発症のリスクが高まります。また、自分自身はタバコを吸わなくても、周りの人が吸うタバコの煙を吸い込む受動喫煙も慢性閉塞性肺疾患(COPD)の原因となります。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)を防ぐには
慢性閉塞性肺疾患(COPD)予防には禁煙が最も効果的です。自力での禁煙が難しい場合は、禁煙外来など専門の医療機関を受診しましょう。慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、生活習慣の改善で予防できる病気です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の検査
呼吸機能検査(スパイロメトリー)
肺活量や、息を吐く速さなどを測定します。「1秒量(FEV1)」という、最初の1秒間に吐き出せる息の量が、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の診断や重症度の判定に使われます。
胸部X線検査(レントゲン)
肺のレントゲン写真を撮り、肺の状態を確認します。慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合、肺が過度に膨らんだ状態(過膨張:かぼうちょう)が見られることがあります。他の肺の病気(肺炎、肺がん、肺結核など)がないかを確認するためにも行われます。
胸部CT検査
レントゲンよりも詳しく肺の状態を調べることができるのがCT検査です。肺気腫の有無や広がり、気管支の状態などを確認する際に役立ちます。他にも、心電図検査や血液検査などを組み合わせ、呼吸器専門医が総合的に診断いたします。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療について
慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療の基本は、まず禁煙です。禁煙することで病気の進行を遅らせ、生活の質(QOL)の改善を目指します。残念ながら、壊れた肺を元通りにすることはできませんが、早期に診断を受けて治療を開始すれば、呼吸機能の低下を食い止められ、健康な人と変わらない生活を続けることができます。
当院の禁煙外来について
当院には、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患の根本的な治療として、保険適用の禁煙外来があります。禁煙が難しいのは、ニコチンに対する身体的依存と、喫煙習慣による心理的依存を同時に克服していかなければならないからです。禁煙外来では、これをニコチン依存症という病気として捉え、禁煙補助薬を使用して禁煙を目指します。
現在、保険診療で使える主な禁煙補助薬はニコチンパッチ(貼り薬)です。禁煙により体が要求するニコチンを皮膚からゆっくりと吸収させ、補充します。補充量を徐々に少なくしていき、最終的に補充の必要がない状態に持って行きます。禁煙でお悩みの方は、お気軽に当院の禁煙外来にご相談ください。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は早期発見・早期治療が大切です

長年、喫煙を続けている方は特に慢性閉塞性肺疾患(COPD)のリスクが高まります。息切れや痰などの症状は、加齢による体力の衰えだけが原因ではありません。気になる症状がある場合は、早めにクリニックを受診しましょう。
当院では肺の状態を詳しく検査できるCT検査に対応していますので、大きな病院に行かなくても詳しい検査が可能です。呼吸器専門医が、適切な治療方法を提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。